口、舌、言葉
(口語訳聖書、2012.10.10撮影)
最近、自分の周りで嘘(うそ)について考えさせられることが幾つもありました。
ノーベル賞受賞された山中教授のiPS細胞に関連して、
ある日本人研究者が発表した論文の内容が
嘘なのではないかと、ここ数日とても話題にもなっています。
自分を振り返ると、正直、小さい時よく嘘をついて叱られていました。
ある程度大きくなっても、ちょっとしたことで、
その場しのぎの、小さな嘘をつくこともありました。
でも、嘘は、結局、偽りで実態のないものです。
たとえ、ちょっとしたことでも、
嘘を重ねていくと、何が本当で何が偽りなのか
判断できなくなってしまいます。
当たり前のことですが、大人になればなるほど、
これが案外、わからなくっていて
結局、「嘘も方便」などなど、わけのわからないもっともらしい
理屈がついて、「嘘も使いよう」という嘘と本当の区別をつけると
あたかも、常識がない、大人ではないと言われるような
社会が出来上がってきます。
ちょっと嘘についてだけ、書きましたが、
嘘だけではなく、様々な言葉が私たちの口からでます。
いろいろな言葉を、私たちの舌は言います。
祝福の言葉、感謝の言葉も言えば、嘘、非難、中傷など
本当は言うべきでない言葉も同じ口から、舌から出てきます。
私たちの口、唇、舌はなんとも恐ろしい器官ですね。
こんな私たちに、神さまが造って下さったこの体の一部分である
私たちの口、唇、舌は、どんな目的のために、
そして、どうすれば良く管理し、制することが来るのかを
神さまは、聖書のなかの箴言(旧約聖書)で特に
詳細に教えて下さっています。
箴言は、ユダヤ人の格言集みたいなものですが、
たんなる格言集ではなく、聖書の神さまのとても深く、人生にすごく役立ち
なくてはならない言葉がぎっしりとつまっている、
現代人にも、素晴らしい宝箱です。
1:1ダビデの子、イスラエルの王ソロモンの箴言。
1:2これは人に知恵と教訓とを知らせ、
悟りの言葉をさとらせ、
1:3賢い行いと、正義と公正と
公平の教訓をうけさせ、
1:4思慮のない者に悟りを与え、
若い者に知識と慎みを得させるためである。
(箴言1章1-4節)
どうぞ、ぜひ、箴言を少しでも良いですから、お読みください!
ちょっと、「箴言」のお勧めでした ^^
*聖書が手元にすぐない方は、このサイトでお読みください。
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http://bible.salterrae.net/kougo/html/proverbs.html